日本時間2026年2月17日(火)に行われた、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアペアのFSで世界歴代最高点を叩き出し、見事金メダルに輝いた「りくりゅうペア」。
SPでまさかのミスで5位スタートと出遅れてしまいましたが、そこからの諦めない強い精神力で感動的な逆転金メダルとなりました。
日本中で多くの人がそのスケーティングを見守っていたと思いますが、日本だけではなく会場で見ていた各国の観客から多くな歓声が上がり、感動に包まれた瞬間でした。
そんな注目が集まっているりくりゅうペアですが、木原龍一選手の「目線」が気になっている人も多いのではないでしょうか。
「病気ではな?」「演技に支障はないの?」と心配する声もありますが、今回は木原選手の「斜視」や演技への影響について調べてみました。
木原選手の目は「斜視」?
木原龍一選手の目について、本人から公式なコメントはされていないので、確実な情報はありません。
ですが、左目が寄っているように見える症状は「斜視」と言われる症状で、決して珍しい症状ではありません。
木原選手の幼少期の写真がネット上には確認されていますが、それらの写真を見る限り斜視の症状は生まれつきだったのではないかと考えられます。
斜視とは?
斜視(しゃし)とは、右目と左目の視線が違う方向を向いている状態のことを言います。
視線のずれ方によって、「内斜視」「外斜視」「上下斜視」「回旋性斜視」などがあります。
斜視は、目の機能として立体感覚や奥行き感が低下すると言われていますので、「リフト」た「ジャンプ」を行うペアのフギュアスケートでは、距離感の掴みづらさというハンデがあるのは間違いないように思えます。
苦難を乗り越えた金メダル
これまで木原龍一さんの斜視について気になり検索する人が多かった事実がありますが、今回のオリンピック金メダル獲得の快挙は、そんなことはもはや気にならなくなるほど嬉しいニュースでした。
これまでの木原龍一さんの歴史と、りくりゅうペアの凄さについて見ていきましょう。
木原龍一のこれまでの歴史
木原選手は、これまでソチ五輪(2014年)、平昌五輪(2018年)、北京五輪(2022年)と3度のオリンピックに出場しています。
- ソチ五輪:木原龍一・高橋成美ペア(SP18位/FS進出なし)
- 平昌五輪:木原龍一・須崎海羽ペア(SP21位/FS進出なし)
- 北京五輪:木原龍一・三浦璃来ペア(SP8位/FSで自己ベスト/日本人ペア初の7位入賞)
オリンピックでの歴史を見て分かるように、木原選手が成功への階段を登り始めるきっかけとなったのは三浦選手とのペア結成だったのです。
北京五輪で初入賞を果たしたあとは、世界選手権でのメダル獲得、世界選手権での優勝など快進撃を続けていきます。
そんな木原選手は、2019年に三浦選手とペアを結成する前、競技の引退も考えていたと語っています。
それまで思うような結果が出ず、ペアの難しさや限界を感じていた木原選手。
2019年にお互いがペアを解消していたというタイミングで出会うことができた、まさに運命の出会いだったと言えます。
りくりゅうペアのここがすごい!
【同調性】
りくりゅうペアの凄さの1つはピッタリと動きのあったシンクロ率の高さです。身長差のある二人ですが、まるで鏡のようなシンクロがとても美しい演技につながっています。
【世界トップレベルのリフト】
りくりゅうペアの最大の武器とも言える「リフト」。高さと安定感で見惚れてしまうほどの美しいリフトで多くの観客を魅了します。
【身長差が魅せる包容力】
30センチという身長差を武器に変えているりくりゅうペア。小柄な三浦選手をリードし包み込むような木原選手のリード力が強さの源といえます。
今回のミラノ・コルティナ五輪では、団体戦で圧巻の演技を見せ、日本団体銀メダル獲得に大きく貢献した二人。
絶好調に思えた二人の個人戦に多くの注目が集まっていました。
そんな中、日本時間16日の早朝に行われたペアのSP。
得意とするリフトで、今まで見たことのない痛恨のミスがあり、演技終了後の木原選手の落ち込みは見ていて切なくなるほどでした。
翌日に控えたFSに気持ちを引きずらないかと心配される中、しっかりと気持ちを切り替えFSで見せた演技は世界中を感動に包み込む本当に素晴らしいものでした。
FSでは世界歴代最高点となる158.13点を叩き出し、SP5位からの大逆転でありながら文句なしの金メダル獲得でした。
表彰式での他国のメダリストとハグをしている姿を見ていても、りくりゅうペアが多くの人に愛されているペアであることが伝わってきました。
まとめ|ハンデもミスも力に変えた、歴史的瞬間
目の斜視やこれまでのペア解消による引退の危機・・木原選手のこれまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
しかし、今回のミラノ・コルティナ五輪で私たちが目撃した歴史的快挙は、そんな苦難を乗り越え力に変えた、不屈の精神力でした。
SPでのミスに涙した翌日、世界中を驚かせた世界歴代最高点での逆転劇は、木原選手とそれを支えた三浦選手の「絶対に諦めない」という覚悟と絆があったからこそ成し遂げられたのだと思います。
「木原選手の目は斜視なの?」という世間の心配や関心を、その圧倒的なスケーティングで「安心感」と「信頼」に変えてしまいました。
これからも、日本が世界に誇る最強の二人から目が離せません。
まずはお疲れ様でした!!
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